脳腸相関

脳と腸が互いに関係しあっているということを脳腸相関といいます。頭蓋骨のなかに大脳と小脳があり、骨盤のなかに大腸と小腸がありますが、機能は違うもののモヤモヤと形がにています。わたしは、とある仮説をたてていつもの治療において患者さんの身体をみています。それは、「経絡」という目にみえない東洋医学特有のエネルギーの流れについて、本当にそれが存在するのか?いつも疑問に思うわけなのですが、確かにその経絡上にあるツボへの鍼などの刺激により身体が変化する事実と身体に反応している部位と臓腑との関係がおおまかに合致することが多々あります。はたして経絡とはいかなるものなのか?それは、神さまの実在を証明するかのような無理難題なことなのでしょう。目にみえなくとも、「ある」ということを信じているだけでよいのかもしれません。わたしの仮説とは、脳は目にみえない思考を消化し、目にみえる神経を通じて全身に働きかけ、腸は目にみえる食べ物を消化し、目にみえない経絡を通じて働きかけるということです。まさに陰陽論です。その腸に相当するのが「丹田」と呼ばれる精の貯蔵庫です。現在、伝承されている14経絡の模式図では主として人体の縦方向の上から下へまたは下から上へと流れがある訳ですが、そこには中心が存在してません。ですから、丹田を中心に上下の末端へと流れる流中を想像しているのです。すこし専門的な話ですが、興味ある方があればご意見くださいませ。

話を戻します、つまり、腸を元気にすると脳が元気になる、ということです。いろいろとさまざまな症状がでてきますが、その症状をいちいち追いかけるのではなく、根本の腸(丹田)を整え元気にさせることが一番大事なことではないかと思うのです。特に脳の精神疾患のおもちのかたは腸を整えることに精進されるとよいと思います。理想のおなかは、つきたてのお餅のような赤子のおなかです。ぷーっと膨れていて温かくて柔らかく押すと中からグーっと跳ねかえされるような抵抗感があるおなかです。押して痛かったり深いところに硬いものがあるおなかは注意です。