耳を澄ます

朝起きると、森は雪で覆われて白銀の世界に。風はなく、しんしんと綿のような雪が舞う。私の大好きな北の冬。清い空気をまず身体に与え深呼吸する。私の中で生きている小さな細胞ひとつひとつが目覚め喜んているのがわかる。耳を澄ますと、遠くでアカゲラが幹をコンコンとくちばしで打ち付けている音が聞こえる。静寂とはこういう世界なんだなと。いままでずいぶん雑音や無駄なものに埋れて生きてきたなと感じた。星野道夫さんの言葉を思い出す。「欲しいものと必要なものとの距離を限りなくゼロに近づけたい。」と。もっとシンプルに生きてゆきたいな。