三宝「精・気・神」

こと中国では、万物は、精気神の三者によって形成されていると考えます。これを三宝といいます。精とは、目に見える物質。神とは、意識の働き。気とは、精と神をつなぎ自由に変容するエネルギーを指します。
車で例えると、精は、ボディ、タイヤ、エンジン、ミラーなどの全ての部品。気は、ガソリンや電気を伝達し燃焼されエネルギーとなるもの。神は、運転手です。
人で例えると、精は、筋肉、骨、内蔵、脳など。気は、空気や食べ物や水を栄養に変えるエネルギー。神は、心です。
たしかに、同じ車でも運転手が変わるとずいぶん走りが変わるものです。荒い運転は、ガソリンを浪費し、部品を消耗し、まわりをハラハラさせます。おだやかに安全運転すべきです。
人の身体も同様です。今の医学において精にあたる目に見えるところの病変をなんとかしようとしておりますが、神に相当する心が原因で起っている病変がほとんどのように思うのです。ここがおだやかになりますとあらゆることがよくなります。そんな経験をたくさんみてきました。東洋医学では、一番大切に観察するのが心なのです。