ツボ

中国語で「穴位」。穴の位置するところ。よくまあこのような概念を考えついたなと感心しますが、何千年前から受け継がれてきているわけですから学ぶべきことが多いわけです。細かいツボをいれると1000以上あると言われていますが、主たるものは約360ほどです。人と自然の摂理が同じゆえに名前にも谷、海、丘、石、水、渓、沢、泉、池、空、月、地、光、風、天、星、庭、道、雲などがよく使われています。例えば、足裏にある「湧泉」(ゆうせん)は、名前がよいです。泉が湧くところですよ、まさに温泉です。親指と人差し指の間にある「合谷」(ごうこく)も、谷が合うところとはよくつけたものです。ツボは、だいたい穴のようにぺこりと凹んだところにあります。筋肉と筋肉の間、骨と筋肉の間などです。軽くスーッと触れますとココというところで指が止まります。押して気持ち良いのが正常、痛いのは滞り、感じないのは弱り。さすってこそばゆいのも身体からのなにかのメッセージ。鍼灸は、このツボの反応に耳を傾けて治療します。でも、ツボは鍼灸師の特権ではありません、世界中のひとがツボを知り自分自身や家族を気遣い日々の養生に役立てるこてができるなら家族のコミュニケーションも深まり平和な社会がつくられることでしょう。どうか、子や親、祖母や祖父、恋人や友人、みじかな方に触れてあげてください。ツボを知らなくとも、触れるだけで癒されますから。必要なことは、争いではなく調和です。