つきたてのお餅

自然と身体の現象について近頃よく考えるようになっています。例えば、曇りの日は、なんだかどんよりした気分になる。雷や嵐は、ドキドキしてじっとします。晴れた日は、ワクワクしてなにかしたくなります。日々毎日違うからいいものの、ずーっと曇りだとか雷なんかが続くとどうにかなってしまいそうです。

「病は、気から」と申しますが、ずーっと心配事や緊張、恐れなどが続くと、身体の細胞たちもどんよりしたりドキドキしたりし続けるわけですから身体全体にも影響がおこります。特に、幼きころの強烈な恐怖体験などは生涯かけてその方の根深いところに恐怖感をひきずります。東洋医学において心の状態が身体に影響を及ぼすことを経験的に伝承されています。心配事や不安などの心の病が続くと、おなかのみぞおちが張り押すと痛みを訴えます。仕事のストレスやなにかに不満をもち続けると季肋部(肝臓のあたり)に痛みがおこります。そのほか、食べ物に関する問題は、へそ上に。生命力に関する問題は、へそ下に。いつも、治療の際には、おなかをよーく触れてその方の状態を触診します。理想のおなかとは、つきたてのお餅のように柔らかく、押すと跳ねかえされるような抵抗感があり、奥にゴリゴリとしたものがなく、ぽかぽかと温かい、それは、赤子のおなかのようです。やはり、子どものようにピュアーで純粋な心をいつまでも持つことって大切なようです。