東洋医学の胃

臓器としての胃ではなく、機能としてとらえています。一言でいうと「腐熟」。例えば、土になにか食べ物を置くと、なにやら小さな虫や微生物が集ってきていつしか跡形もなくなっています。微生物が糞をして土になってゆく。この機能が胃の働きです。自然のものはすべてまず胃の働きにより腐熟され土となります。逆に不自然なものは、腐熟されずいつまでものこります。プラスチックやビニール、よく放りなげられているゴミなどです。東洋医学では、この胃の働きが正常であるかを特に重要とします。食べ物がちゃんと腐熟されているか?不自然なものを食べて蓄積されていないか?この働きが正常でないと、いくらいいものを食べても栄養となりません。逆に、正常だとすこしの食べ物で十分なのです。食べ過ぎ、飲み過ぎ、薬依存、偏食などは胃の働きを悪くさせます。では、その胃の働きを伺うツボがあります。「足三里」と「中脘」です。足三里は、膝下外側、中脘は、臍上にあり、ここが張っていたり押して痛かったりペコペコしていたりすると胃の異常と見立てます。