望聞問切の「望」

望聞問切とは、東洋医学の問診のことです。まず「望」。はじめてお会いしたときの第一印象の直感にゆだねます。その方の「神」をみます。神とは、肉体でもなく心でもなく宿っている本質的なもので、言葉にしずらいですが感覚として受けとります。元気がないけれど神がきれいならば安心します。また、元気そうだけど神がないならば大変です。あえて無理せず治療をお断りすることもあります。本能的な感覚だと思います。赤ん坊が人と対面したときに泣いたり怖れたり笑ったり微笑んだりするような感覚です。ですから、こちらはいつも心身を整えておかないとならないとつくづく思うのです。といいますのは、私も患者さんに「望」されているわけですから。